夏の全県模試の結果を受けて、偏差値がまったく足りていない状態でも「それでもS高校に行きたい」と決めた長女。
でも、思いとは裏腹に、勉強量は一向に増えませんでした。
「これやって」「あれやって」と指示をしても、結局やらない。そんな日々の繰り返しでした。
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志望校変更と部活のゆくえ|長女の公立高校選び03
神奈川全県模試の結果を見て、「ちょっとヤバいかも…」という認識はあったものの、勉強量が劇的に増えるわけでもなかった長女。 中学2年の内申が受験に関わってくるというのに、テスト1週間前になっても焦る様子はなく、結果的に中2 […]
「長女の公立高校選び」シリーズ一覧
毎日怒鳴ってストレスフルな母
志望校が決まったので、まずは情報収集。
中3前期の内申は「32」。
- 中2後期:31
- 中3前期:32×2
合計95。S高校の合格者平均内申は「97」前後。
すでにちょっと足りない…。
そこから逆算して、「本番の試験では300点くらい必要かな」と目標得点を決めました。
内申点があとから上がる可能性は低い。
だからこそ、せめて本番の得点でカバーしてほしいのに、
- 過去問の点数はボロボロ
- 定期テストの直しはしない
- ドリルも進まない
もう毎日、「本当に行きたいの!?落ちてもいいの!?受験やめて働けー!!!」と怒鳴ってました(笑)
揺れ動く長女の気持ち
あまりに勉強しないので、私は何度も言いました。
「そんなに勉強したくないなら、今の学力で行けるI高校に変えなさい!」
これは親としての“ハッパ”のつもり。
でも、長女はギャルの多いI高校がイヤだから頑張る、と言っていたはずなのに、
「毎日勉強しろって言われるくらいなら、I高校にする……」
とまさかの方向転換(泣)
「えぇぇぇぇええええー!?!?」ですよ。
葛藤だらけの選択肢
長女も葛藤していたようです。
- I高校はちょっと偏差値が下がりすぎてる
- でも、勉強はしたくない
- でも、I高校よりS高校に行きたい
- 勉強しないといけないのはわかってる
- でも、勉強したくない……
……という無限ループ(笑)
最終的には、「やっぱりS高校を目指す」と自分で決めていました。
ちなみに「勉強してS高校に行くか」「勉強せずにI高校に行くか」という話は、
受験期間中に10回以上繰り返したと思います(笑)
私の「できれば少しでも偏差値が高い高校に行ってほしい」という気持ちと、 長女の「I高校には行きたくない」という強い気持ち。
お互いにしつこかったからこそ、何度も話し合いを繰り返すことになったのだと思います。
I高校の説明会に行ってみた
そんな時期、長女が「I高校の説明会に行ってみたい」と言い出しました。
校門をくぐると、案内の先生が一言。
「説明会はこちらです〜」
その横に、女子生徒が2人。なんとう○こ座りで…。
保護者をチラチラ見ながらしゃべっていて、時々先生に絡んでました。
先生も普通に対応していたけど、
「保護者がいる前では立たせるなり、注意するなりするんじゃ……?」
と正直モヤっとしました。
体育館へ向かうと、男子生徒2人が保護者の列を横切り、
- ポケットのスマホから爆音で音楽
- 目が合っても挨拶なし、会釈すらなし
そして、帰りにトイレに寄ると……
- 外扉:蜘蛛の巣だらけ
- 便器内:ピンクカビ
- 蓋の裏:黒カビ
- 床:お菓子のゴミ(個室内ですよ!?)
さすがに言葉を失いました。
もちろん、生徒会の子たちはしっかりしていたし、全員がそうではないのも理解しています。
I高校は昔からある高校で、生徒数も多い。私の同級生にも通っていた人がいて、素敵な人もたくさんいます。
でも——
親として、ここに通わせたくない
そう強く思いました。
そして、長女自身も「絶対にここはイヤだ」と感じたようでした。
この説明会が、長女にとって「やっぱりS高校を目指す」と覚悟を決めるきっかけになったのかもしれません。
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