塾なしで受験するにあたって私と娘に不足していたのは“勉強の仕方&コツ”です。
塾はそういうところを導いてくれる場所でもあると思います。
でも、我が家は塾なし。娘も私も「何をやったらいいかわからない」「何から始めていいかわからない」状態です。
そんな状態でも、試験本番が決まっている以上は残っている限られた時間で効率よく学力を上げる必要がありました。
そんな時、受験をサポートしてくれていた父が買った本を借りて読んだのですが、これがすごく受験勉強による学力アップに役立ちました!
今回は、勉強効率をアップさせたいと思っている方におすすめの本のご紹介とその本を元に実践した勉強法についてご紹介します。
勉強方法の基礎になる!
「一生の武器になる勉強法」
まずは本のご紹介!
葉一(はいち)さんの「合格に導く最強の戦略を身につける! 一生の武器になる勉強法」です。

この本でわかること
- この本で得られることは、
- 勉強とは…のキホン
- 定期テスト対策
- 勉強方法(量、計画など)
- 時間の使い方
- ドリルの活用方法
- ノートの書き方
- 効率のいい勉強法
- 教科別の勉強法
この本で学べることはざっくりこんな感じです。
どの情報も塾なしで受験勉強に立ち向かうにあたって「これが知りたかった!」という内容でした。
娘たちのために5時間かけて要約!
本の内容がすごく良くて、長女はもちろん、中1の次女にも読んでほしかったのですが、240ページとまあまあのボリュームだったので、私が2日に分けて、本を読んで要約して、ノートにまとめました。

「ノートは何度も読み返してね」と言ったのですが、あまり読んでくれず、主に、私が長女の受験勉強をどうやらせるか?に使いました(笑)
この本に載っていた勉強法を取り入れたことで、実際に効果もありました!
長女の場合は、数学と社会の勉強に相性が良かったです。
「どんな風に勉強していったらいいかわからない…」という方には、是非読んでいただきたい1冊です。

今すぐできる勉強法のコツ!
この本には、塾なしで受験に立ち向かう時に、ためになることが山盛り書いてあります!
その中でも、今すぐできて効果が高かった勉強法を1つ紹介しますね♪
「○」「△」「×」の印をつける
長女の受験でも大活躍したのが、この“「○」「△」「×」の印をつける”という勉強法です。
問題集やドリル、定期テスト、そして受験本番でも役に立ちます!
やり方は簡単、難易度別に「○」「△」「×」をつけるだけです。
○ | 余裕でできた |
△ | 解けたけど怪しい・自信がない |
× | 全くわからない |
基準はこの3つです。
問題集やドリルの場合は、問題ごとに「○」「△」「×」をつけて、
印 | 正誤 | やること |
---|---|---|
○ | 正 | もうやらなくてOK |
○ | 誤 | △に変えて解き直し |
△ | 正 | 必ず反復する |
△ | 誤 | 解説を見て反復する |
× | 誤 | 解説を見てできそうなら△に 難しければ一旦捨て問題 |
上記のよう問題に取り組みます。
「×」の問題については捨て問題にしてもいいですし、余裕があれば学校の先生や今時はチャットGPTに聞いてもいいでしょう!
(私も英語は苦手なので、チャットGPT活用しました!)
ドリルのすべての問題が○になることが理想ですが、それはなかなか難しいので、○の割合が増えていくように進めていきましょう!
最初は△や×ばかりだった問題集に〇が増えていくと、達成感も味分けて、やる気や自信にもつながります。
印をつける事でオリジナル問題集になる!
この方法の一番いい所は、自分の難易度が見える化され、やるべきところが一目でわかる自分だけのオリジナル問題集になることです。
特に、中堅公立高校を受験する場合は、内申にもよりますが5教科平均60点がとれれば安全圏に行けるんじゃないかなと思います。
その平均60点を目指すためには、苦手だったり理解が難しい、時間がかかってしまうような×の問題を○や△にするよりも、△の問題を確実に○にすることが大切です。
そして、その方がずっと難易度も低いです。
長女は、主に数学と歴史のドリルでこの方法を使いました!
特に歴史は最後の1ヶ月(いや2週間くらいだったかも…)でつめこんだのですが、印をつけたことでギリギリのタイミングでも覚えるべきところが分かって、うろ覚えの記憶も確かなものになりました!
お陰で、全県模試や過去問では30~35点、よくて40点ほどだった社会が、なんと当日の入試は57点でした!!!
暗記科目を短時間でつめこむには、覚えている、覚えていないの判断がすごく重要なので、この勉強はとても役に立ちました。
定期テストや入試翻案でも役に立つ「○」「△」「×」!
問題集やドリルでの「○」「△」「×」の活用法をお伝えしましたが、この方法はテスト中にも役に立ちます。
テストを解きながら、「○」「△」「×」の印をつけます。
そして下記の条件で見直しに活用します。
○ | 見直しなし(時間があればやる) |
△ | 優先的に見直し |
× | 捨て問題 |
こうすることで、少ない見直し時間を効率的に必要な問題に使うことができます。
入試の過去問を見たことがある方はわかると思いますが、問題用紙はなかなかのボリュームです。
その問題を見返しながら、「この問題できたっけ?」「さっき怪しかった問題どれだっけ?」なんてしていたら、あっという間に時間はなくなってしまいます。
そこに「○」「△」「×」が書いてあれば、すぐに「この問題見直そう!」と見直しに入れるのです。
ただ、入試直前に身につけてもなかなかその余裕はないでしょう。
学校の定期テストや模試などで実践して、印をつけて見直しに活かす、というクセをつけておくことをおすすめします!
塾なし受験ならぜってい読んでほしい1冊!
「合格に導く最強の戦略を身につける! 一生の武器になる勉強法」には上記で紹介した「○」「△」「×」の印をつける勉強法を始め、効率よく覚える方法や教科別の勉強法など、受験に必要なノウハウが詰まっています!
是非、親子で読んでいただいて、勉強効率アップのお供として活用していただきたいです!
