神奈川全県模試の結果を見て、「ちょっとヤバいかも…」という認識はあったものの、勉強量が劇的に増えるわけでもなかった長女。

中学2年の内申が受験に関わってくるというのに、テスト1週間前になっても焦る様子はなく、結果的に中2後期の内申は「31」でした。

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偏差値41からのスタートと初めての模試体験|長女の公立高校選び02

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内申100を超えるために

当時、長女が志望していたM高校は「内申100」が目安。

この数値を最初にどこで見たのかははっきり覚えていないのですが、おそらく中3の春、三者面談のときに置いてあった「高校受験ガイドブック」だったと思います。

中2後期の内申が31だった長女が、内申100を超えるにはどうすればいいか?

中3後期の内申は2倍されるので、

内申31(中2)+内申35×2(中3)=101

つまり、中3で「ほぼオール4」が必要になるわけです。

き、厳しい……。

しかも入試は一発勝負なので、できるだけ内申点で稼いでおきたいところ。

三者面談では「どうすれば3が4になるか」もアドバイスを受けましたが、中には2になりそうな3もあって、「内申35」は正直かなりハードルが高い印象でした。

夏の説明会で知った衝撃の事実

2024年7月、M高校の説明会に参加しました。

部活の体験入部も実施されていたのですが、入ってみたかった部活が一覧にない……。

個別相談で確認したところ、なんと「前年度に廃部になった」とのこと!!

「えっ、えええ!?うそでしょ!?」

まさに青天の霹靂。

しかも4月の時点では、M高校の部活一覧に名前がちゃんと載っていたんです。

話を聞くと、令和5年度に人数減少で同好会になり、令和6年度に正式に廃部に。

入学後に立ち上げることもできず、仮に同好会として再開できても、指導者はつけられないとはっきり言われました。

部活を第一優先にしていた長女にとって、これは完全にアウト。

私はその場で開いた口が塞がらない状態でしたが、長女は学校でM高校を調べる機会があり、実は部活名が消えていたことには気づいていたようで、

「もしかして廃部かも…とは思ってた」

……気づいてたなら言ってよぉ~!というのが、説明会の帰り道でした(笑)

新たな志望校「S高校」へ

部活ができないとわかり、長女はあっさりM高校を志望校から外しました。

「あんなに文化祭良かったって言ってたのに?」と拍子抜けしましたが、すでに中3の夏。志望校を再設定しなければなりません。

そこで候補に上がったのが、S高校

資料によって偏差値にバラつきはあるものの、MIRAPASS(神奈川全県模試発行)では偏差値「55」付近に記載されていました。

M高校が偏差値50ちょい上、S高校は55ちょい下くらい。

倍率はS高校の方がやや低めとはいえ、ここ数年は「1.4前後」と決して安心できる数字ではありません。

M高校すら受かりそうにないのに、S高校なんてもっと無理じゃん!?

……と、私は思ったのですが、

「高校でも部活がしたい!」

という長女の強い気持ちは揺らがず、志望校をS高校に変更しました。

説明会と文化祭で見えた「決意」

2024年9月にS高校の説明会へ。 その2週間後には文化祭にも参加しました。

高校デビューをひそかに狙っていた長女ですが(笑)、S高校は校則はやや厳しめ、制服も特別かわいいわけではなく……

でも、部活を続けられるという一点で、S高校に決めたようです。

中3・夏の模試結果

このタイミングで受けた中3・7月の全県模試。

結果はこちら

  • 偏差値:初回よりUP!
  • 合格率:M高校と同じく60%

ただし、これは「入試予想得点」による判定。

この回の平均点は234点とやや低めでしたが、それにしても

「これで本当に間に合うのか…?」

とドキドキする結果でした。

それでも、

「志望校は変えません」

と決めた長女。

そして見事、S高校に合格!

今振り返ると、「あっぱれ!」と言いたくなります。

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志望校決定のきっかけと親子の葛藤|長女の公立高校選び04

夏の全県模試の結果を受けて、偏差値がまったく足りていない状態でも「それでもS高校に行きたい」と決めた長女。 でも、思いとは裏腹に、勉強量は一向に増えませんでした。 「これやって」「あれやって」と指示をしても、結局やらない […]

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